心アミロイドーシスとは
心アミロイドーシスとは、「全身性アミロイドーシス」のなかでも主に
心臓にアミロイドがたまり、心臓のはたらきに異常を起こした状態のことを指します。
「全身性アミロイドーシス」のうち、
ATTRアミロイドーシス、ALアミロイドーシスは心臓にアミロイドがたまりやすいことが知られています。
心臓にアミロイドがたまりやすい全身性アミロイドーシスの特徴
アミロイドの もとになる タンパク質 |
原因 | 好発年齢・性別 | アミロイドが たまりやすい部位 |
|
---|---|---|---|---|
野生型ATTR アミロイドーシス |
野生型 トランスサイレチン |
加齢 | 60歳以上の男性 | 心臓、関節・靭帯、 神経など |
遺伝性ATTR アミロイドーシス |
変異型 トランスサイレチン |
遺伝 | 20~70歳 | 神経、心臓、消化管、 腎臓、眼など |
ALアミロイドーシス | M蛋白 | 骨髄形質細胞 の異常 |
平均約60歳、 やや男性に多い |
心臓、腎臓、消化管、 神経など |
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日本循環器学会(編). 2020年版 心アミロイドーシス診療ガイドライン. (2025年2月確認)
日本アミロイドーシス学会. アミロイドーシスについて. (2025年2月確認)を元に作成
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