Q&A
Q1心アミロイドーシスの患者さんはどの程度いますか。
A日本で現在診断されている患者さんは、遺伝性の心アミロイドーシス(遺伝性ATTRアミロイドーシス)で数百名、遺伝性でない心アミロイドーシス(野生型ATTRアミロイドーシス)で約3,000名とされています。ただし、診断されていない患者さんが多数存在すると推測されていて1)、実際の人数はもっと多いと考えられています。
Q2
手根管症候群
の症状である手指のしびれについて、もう少し具体的に教えてください。どんなしびれが手根管症候群の特徴ですか。
A主に親指から薬指にかけてのしびれや痛み、親指の脱力感が特徴です。しびれと痛みは、夜間や明け方に強くなる傾向があります。病気の初期段階では、指を曲げ伸ばしたり、手を振ることで症状が軽くなることがあります2)。
Q3
脊柱管狭窄症
に特徴的な症状を教えてください。
A主に足やふくらはぎに痛みやしびれが出ることが多いですが、腰痛がある場合もあります。症状は、歩くと悪化しますが、前かがみになって休むことによりまた歩けるようになるのが特徴です3)。
Q4心不全を悪化させないためにはどうすればよいですか。
A心不全は、塩分・水分の摂り過ぎや、服薬忘れ、過度な運動など、日常生活の行動が治療の成果に大きく影響する病気です。悪化させないためには、かかりつけ医の指示をきちんと守ることがとても大切です。
Q5心不全は悪化すると、即入院しなければいけませんか?
A心不全の症状が大きく悪化した場合に入院することになるケースが多いですが、症状の悪化は急激にではなく、徐々に起こります。まだ悪化の程度が小さいうちに適切な対処を行うことで、入院するほどの悪化を防げる可能性があります。
したがって、小さな変化でもかかりつけ医などに相談することが重要です。
したがって、小さな変化でもかかりつけ医などに相談することが重要です。
- 参考:
- 1)難病情報センターホームページ. 全身性アミロイドーシス(指定難病28). (2025年2月確認)
- 2) 日本臨床整形外科学会. 手根管症候群. (2025年2月確認)
- 3) 日本臨床整形外科学会. 脊柱管狭窄症. (2025年2月確認)
前ページ
心不全の基礎知識